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  • 杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室

座骨神経痛③治療編

更新日:7月10日


おはようございます。


京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している杉崎とも江治療室 副院長の杉崎 徹です。




前回まで、椎間板ヘルニアによる座骨神経痛についてなるべく専門用語を使わないように書いてみたのですが、いかがでしょう?長くて読みにくかったりしたでしょうか。ご感想がありましたらコメント欄にお記し頂くとありがたいです。



座骨神経痛シリーズ



それでは、椎間板ヘルニアと座骨神経痛は鍼灸マッサージで治るのか?ということついてご説明したいと思います。





ー 2つの座骨神経痛


これまでお伝えしてきた通り、座骨神経痛は腰椎や椎間板といった【背骨】または【背骨の付属品】の異常によって起きます。


背骨の中には、神経の中枢である【脊髄】があります。脊髄から各種の神経へ枝分かれする部分を【神経の根っこ】という意味で【神経根】といいます。



腰椎や椎間板の異常により、神経の根っこに近い所で炎症が起きることから、椎間板ヘルニアによる座骨神経痛は【神経根障害】や【神経障害性疼痛】というカテゴリに属します。


 

以上の内容をものスゴくざっくり表すと【骨】からくる神経の炎症という感じです。


 

一方で、原因がまったく異なる座骨神経痛があります。



私自身を例にしましょう。



医師から椎間板ヘルニアと診断されて3ヶ月、私の座骨神経痛は鍼治療で確かに良くなり、以来10年以上痛みは起きませんでした。


ところが、30代で再発した際にも行ったCT検査では、19歳の時と同じ所にヘルニアがそのまま残っていたのです。



鍼治療で椎間板が正しい位置に戻った、わけではなかったのです。



裏を返せば、ヘルニアという現象は残ったままなのに10年以上痛みがなかったということになります。



この矛盾はどう説明すれば良いのでしょう。



それを説明するために、こう考えます。




“もう一人、犯人がいる”





19歳の時に私は【腰】の筋肉に鍼を受けました。30代の再発では【尻】が痛くて腰の鍼治療は効きませんでした。どちらもヘルニアは残ったままなのでプラスアルファの要素がないと説明がつきません。


もう1つの座骨神経痛、

その要素とは。


【筋・筋膜性腰下肢疼痛∶きん・きんまくせいようかしとうつう】です。


 


ー 筋・筋膜性腰下肢疼痛とは


腰や尻まわりの筋肉や筋膜の緊張によって座骨神経を圧迫し足へ痛みが広がることを言います。


今一度、ものスゴくざっくり表すと【筋肉】からくる神経の炎症という感じです。



 


19歳の時は腰の筋肉が、30代の時は尻の筋肉が座骨神経痛を引き起こしたと考えれば説明がつきます。椎間板はズレたまま、筋肉の過度な緊張とエアコンの冷えというプラスアルファが加わって痛みが発症したというわけです。



ー 鍼灸マッサージが出来ること


【骨からくる神経痛】と【筋肉からくる神経痛】のうち、鍼灸マッサージで対応出来るのは後者です。


特にお尻にある梨状筋と外旋6筋という7つの筋肉を治療することでかなりの確率で改善します。



また、発症から時間が経つにつれて【骨から】タイプと【筋肉から】タイプがミックスしている方が多く見られます。初期は骨タイプが強く発症し、時間が経つにつれて筋肉タイプが混ざっていくと考えられます。



これまでの臨床経験で、一回の治療で良くなったという方もいれば、残念ながらまったく良くならなかった方もいらっしゃいます。その違いは2つの座骨神経痛というタイプ分けで明確になりました。



骨タイプが強い初期、すなわち急性期は鎮痛剤が効いてくるのを待つほかありませんが、筋肉タイプがミックスした慢性期、または症状が弱くなったタイミングであれば鍼灸マッサージで充分軽減が期待出来ます。



 

ー まとめ


巷には、〇〇で座骨神経痛は良くなる!と謳っている治療院が多く見受けられます。


ゴッドハンド、独自の治療法などと各々のスキルを宣伝することすべてを否定はしません。


ただ、これまでたくさんの座骨神経痛患者さんと向き合ってきた身として、急性期の神経障害性疼痛に私たち徒手療法はほぼ無力だと痛感してきました。私が軽減できるのは慢性期の筋・筋膜性腰下肢疼痛(筋肉タイプ)というのが今の結論です。




1人の患者として、治療者として。

今この瞬間も座骨神経痛で苦しんでいる方々や、これまで治せなかった方々へ、誠意をもって書かせていただきました。



私自身がそうであったように【今の自分の痛みはどのタイプなのか?】は自分でも分かりません。骨タイプが何割、筋肉タイプが何割などと正確に測ることも出来ません。


余り使いたくない言葉ではありますが、やってみないと分からないことがほとんどです。


それでも【少しでも良くなりたい】と藁をも掴む思いでご来室される患者さんは少なくありません。【もしかしたら私は筋肉タイプでは…】とお感じになれたら、ぜひ一度ご相談ください。


患者さんの訴えに耳を傾けて痛い場所とタイプを見極める。当たり前ですがそれが一番の近道だと信じています。




次回は、50代となった私が今も続けているセルフケアをご紹介したいと思います。





ご精読ありがとうございました。




杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室


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