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杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室

座骨神経痛①患者編

更新日:7月3日


こんにちは。

京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している杉崎とも江治療室 副院長の杉崎 徹です。




加筆や修正を重ねてようやくこの難題について書く準備が整いました。治療家としての臨床経験だけでなく、同じ症状を抱える1人としてなるべく分かりやすく書いたつもりです。



まずは私自身の経緯からスタートします。




ー 19歳で椎間板ヘルニアと診断された男性 杉崎徹(本人)




30年以上前の夏、私は小田急永山駅にあったドーナツ屋さんにいました。


エアコンの効いた店内は快適で、固定式のイスが硬い板だったので少し窮屈でしたが特に気にすることもなく談笑していました。


3時間ほど過ごしていざ立ち上がろうとした瞬間、左の腰から足に電気が流れたような衝撃と激痛が走る。これまで経験したことのない痛みで立ち上がることも歩くこともままなりません。



わずか数百メートル先にある大学病院まで1時間かけて赴いた結果は【椎間板ヘルニアによる座骨神経痛】このまま入院して手術しましょうという医師の言葉にビビった私は鎮痛剤を頂いて帰宅しました。




それからが地獄です。




24時間いかなる時も腰から足先が痛み、夜は気絶するように眠る。痛みで何度も目が覚め、まともに歩くどころか座ってもいられず。通院の道すがら何度もうずくまり、トイレに間に合わないこともありました。

鎮痛剤の効果はまったくありません。


そんな日々を送っているとココロも荒んできます。一瞬たりともやむことのない痛みからイライラが収まりません。テレビを観ているだけの家族を【オレがこんなに痛い思いをしているのにナニ笑ってやがんだ!】と罵ることもありました。



そうして3ヶ月ほど過ぎたある日、母の紹介で府中市にある鍼治療院へ。


腰も尻も足も全部痛いんですと訴える私を横目に、治療はずっと腰だけ。

この人ちゃんとオレの話聞いてんのか?という疑念が離れないまま治療が続きました。




40分後。




さっさまでの痛みはウソのように消え、何の抵抗もなく動けます。少しだるさはあれども腰も足も痛くない。歩ける!やった!スゲェ!スゲェ!と連呼した自分を今も覚えています。まさに鍼のスゴさを体感した瞬間でした。




以後。



サラリーマンから鍼灸マッサージ師へ転身した私ですが、30代後半になって再び悪夢が訪れます。


昼食を摂っている最中に突如として左の尻がピリピリ痛み、座っていられません。立ち上がって歩き回ると痛みは引きますが、座るとまたすぐに痛みだします。

ただ、腰は痛くない。



ヤバい、再発だ……。



私はすぐ府中へ向かいました。


『また痛みだしました。今度は尻です』




すると、師はこう返します。


『何を言ってるんだい徹くん。キミは腰が悪いんだから腰をやらないと治らないよ』


そう言って師は再び腰へ鍼を打ちましたが、今回は一向に良くなりません。何回通っても、何回言っても尻を治療してくれず、やむなく自分で尻に鍼を打って治しました。




それから10年あまり。




私はこのエピソードをどうやって患者さんに還元するか腐心してきました。


座骨神経痛は鍼で治るのか?

私はなぜ一発で治ったのか?

そもそも座骨神経痛とは何か?


今この瞬間も座骨神経痛に苛まれている方々に、鍼灸マッサージ師の私か出来ることを誇張せずに伝えたい。



キーワードは、


『エアコン』

『3時間』

『医師の診断』

『2回目との違い』

『もう一つの要因』



次回からは、椎間板ヘルニアによる座骨神経痛の解説と、私自身を題材にどのような時系を辿るかについて治療者の立場からご説明していきたいと思います。


座骨神経痛②解説編



ご精読ありがとうございました。




杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室


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 (午前8時30から)


東京都多摩市落合1-6-2


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