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  • 杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室

腕の痺れが続く30代男性/頚肩腕症候群

更新日:4月12日


こんにちは。


京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している、杉崎とも江治療室の副院長 杉崎 徹です。


このブログを読んでくださっている患者さんから誤字をご指導され、赤面した副院長は直ちに修正しました。ありがとうございましたSさん🙇




今回のテーマである【頸肩腕症候群】

あまり聞き慣れない言葉かも知れませんが、あの国民病の発展バージョンと言えばお分かり頂けるでしょう。




ー 腕の痺れが続いている

30代男性∶Yさん



お父様から受け継いだ内装工事業を営むYさんは、天井裏に電気設備や配線を組むためにバンザイし続ける毎日。




12月くらいから二の腕がジワーっと痺れるようになるが、仕事に穴を開ける訳にはいかないと市販のシップと塗り薬でしのぐ。2月になると中指まで痺れ出し、いよいよマズいと整形外科へ受診したところ【右の頸肩腕症候群】と診断。


通院と服薬を続ける中、他に何か手段はないかとウェブ検索した際に当室のHPを見かけたそうです。




ー オーバーユース


Yさんはかなり立派な筋肉の持ち主ですが、そうは言ってもこうした作業を長年繰り返してきては無理もありません。過度な負荷を長期間かけ続けた結果【神経】を介して首から腕に症状が広がってしまっています。


首(頚椎)の痛みやコリが肩や腕に及ぶことから【頚肩腕(けいけんわん)症候群】と称されています。



ー コリを超えた症状


Yさんのような【肩より上】で作業する方だけでなく、運転やパソコンなど【肩より下】で作業する方も頚肩腕症候群を発症する方は少なくありません。共通するのは【同じ姿勢で同じ筋肉を使い続ける】という点。単に“肩がこる”“腕が疲れる”というレベルを超えた【重症の首コリ】と【オーバーユース】が頸肩腕症候群の正体です。



ー セルフケア


適度な休息はもちろん重要ですし、パソコン作業ではアームレストを使うと腕の負担が軽減します。ストレッチやワキの下のマッサージも有効です。ただ、Yさんのように痺れが出ている状態はセルフケアの領域を超えています。運動療法や服薬と併せて鍼灸マッサージなどの徒手療法をご検討されるのを勧めます。



ー 簡単な診断法


手首に脈が触れる場所がありますね。痺れが出ている手の脈を触りながら心臓より上に挙げてみてください。脈が弱くなったり、触れなくなったりした場合は頸肩腕症候群の可能性がありますので、なるべく早く専門医へ受診してください。



ー 治療・期間


繰り返しになりますが、頸肩腕症候群は重症の首コリに由来した【血行不良】と【神経症状】です。Yさんもお仕事を続けながら治療を継続していくので一進一退の日々が続くと思われます。マッサージ・はり・ストレッチを尽くして【これくらいの症状なら大して気にならない】レベルを目指すのが現実目標。長い戦いになると言わざるを得ません。



頸肩腕症候群のほか、頭痛・歯のうずき・不眠など単なる首肩コリを超えた【2次症状】に発展させないよう日々のケアを大切にして下さい。





ご精読ありがとうございました。




杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室


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