こんにちは。
京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している、杉崎とも江治療室の副院長 杉崎 徹です。
まだ満開ではありませんが、当室のすぐそばを流れる乞田川沿いには多くの方がお花見🌸に訪れています。ヒノキ花粉でお悩みの皆さんはゴールデンウィークまでもう少しの辛抱ですね。
さて、今回のテーマは【寝違え】
マクラが合わないから?ベッドが硬いから?なぜ突然?なぜ今朝?などなど原因や理由が分からないことが多いのが寝違えの特徴ですが、治療ポイントも意外なところなのです。
今回は、意外な治療ポイントとセルフケアをご紹介したいと思います。
ー 首の痛みで目が覚めた
20代女性∶吉田さん(仮名)
ほぼ1日中パソコンから目が離せないお仕事をしている吉田さん。1週間前の朝、ベッドから起き上がろうとした瞬間に首が痛み、左にも右にもに動かせない。人事異動を控えて大事な引継ぎなどもありますが、それよりも身体の方が大事と会社を休んでクリニックを受診。
幸い目立った異常は診られず【寝違えですね】と優しく言われたそうです。
それから1週間、徐々に良くはなっているものの左首がイチイチ痛い。2年くらい前に何度か行ったことがある、実家近くの杉崎さんに相談してみようかな…とわざわざ品川区からご来室頂きました。
ー 原因は“ワキの下”の神経
マクラやベッドの専門家によると【上向き】と【しっかりとした横向き】が正しい睡眠姿勢とされています。身体に合わない寝具や正しくない寝姿勢によって首にストレスが掛かり続けてとうとう悲鳴を上げるという理論です。
一方、寝違えでは首以外にもストレスが掛かってます。
それが、ワキの下。
ワキの下にある【腋窩リンパ節】と【腋窩神経】のうち、腋窩神経にストレスが掛かると寝違えが起こることが分かっています。
私がそれを知ったのはかなり前になりますが、正直言って半信半疑でした。ところがいざ治療に取り入れてみるとまったく動かせなかった首が動くようになり、吉田さんのような方がその場で改善するようになったのです。
それ以来、当室の寝違え治療では首からワキの下までのマッサージとストレッチがマストです。
吉田さんは【かなり良くなった】と喜んで下さり、ご実家で夕食を楽しむと言ってお帰りになりました。
ー セルフケア
ワキの下をご自分でマッサージするのは問題ありません。が、うまく手が当たらないという問題がありますので、ストレッチを併せると効果がグッと上がります。
左の首が痛い場合は、
①左腕でカーテンレールや鴨居をつかみます。肘が曲がっていても構いません。
②頭の上にある左腕を、ゆっくり外側へスライドします。
③ワキ毛が生えている場所に一番ストレッチが掛かる角度になったらそこが正解。しばらくそのままストレッチを続けます。
次に、腕を下ろして
④リレー競争の時にバトンを貰う時のポーズをイメージして、左腕を後ろにストレッチします。
⑤腕を水平に開き、胸の筋肉を大きくストレッチします。
これらのストレッチを根気よく行い、改善が実感できるようであれば自然に治るでしょう。あまり効果が実感出来ない、または吉田さんのように痛みがしつこく残っているという方がいらっしゃいましたらぜひご相談下さい。
ご精読ありがとうございました。
杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室
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