こんにちは。
京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している、杉崎とも江治療室の副院長 杉崎 徹です。
今回のテーマは【頭痛】
今や300種類まで分類されるようになったこの症状。なかでも特に罹患率が高い【筋緊張型頭痛】の受診例をご紹介したいと思います。
頭痛に対する1つの考え方として参考にしてみてください。
ー 頭痛が起きると受診する
20代女性 Mさん
何年前から肩が凝るようになったのか?自分でも分からないというМさん。まだお若いにも関わらず慢性的な肩コリは当たり前。運動やストレッチなどはしておらず、頭痛が起きた時は市販薬や内科の処方薬でしのぐ。
それでも痛みが引かない時にはカイロプラクティックや整体を何度か受けたそうですが、期待するほどの改善は実感できず。試しに鍼治療を受けてみようと検索した所、会社帰りに間に合う時間まで営業しているからと当室へ受診されました。
ー 筋緊張型頭痛
Мさんが診断された【筋緊張型頭痛】は、血管拡張型・偏頭痛とならぶ3大頭痛の1つで、首や肩の筋緊張が影響して起こる頭痛です。温めると効果がありますが、偏頭痛と混合して起きるケースもありますので専門医の指導と服薬・セルフケアを続けながら治療していくのがスタンダードです。
ー 施術の効果
あん摩マッサージで【Мさんのツボ】を捜し出して鍼を打ち、肩や肩甲骨・二の腕や手甲といった関連部を広く治療します。みっちり1時間かけた【首肩スペシャル】Мさんの頭痛はその場で治りました。
ー Мさんの言葉
今回で3回目の受診となるМさんは、私が初診の際にお伝えした言葉を覚えていてくださいました。
『ずーっとお薬だけで我慢してきたんですけど、鍼やマッサージで治るものなんだって初めて知りました。2ヶ月くらいは痛くなかったんですけど、一昨日くらいからまた頭痛薬を飲み始めて。初めて来た時に杉崎さんが【痛みが出はじめたらすぐ受診すればいい】【完全に頭痛を治そうと思ったら冬のボーナス吹っ飛びますよ】と言っていたので今回は早めに来ました』
ー 頭痛との【付き合い方】
バランスの悪い筋肉や骨盤を矯正して日々のセルフケアとトレーニングで正しい姿勢を保ち、そもそも頭痛が起きない身体に導く。
これこそが真の治療だ、と言われればその通りでしょう。出来るなら私もそうありたいものです。
その観点からすると、私の発言は【鍼灸マッサージはその場しのぎ】【ただの対症療法】と思われるかも知れません。
ただし、です。
文章にすればたった数行ですが、真の治療というものを実践、かつ継続するにはものスゴい時間と努力と費用が掛かります。90分毎にパソコンを離れ、下を向かずにスマホを見て、毎晩欠かさずストレッチし、時には箸を左手で使い、いつ終わるか分からない治療へ毎週のように通う。
まだ20代のМさんにこれを勧めることが、私は正しいとは思いません。
負担に感じない程度のペースで、痛みを感じたらすぐ対処する。Мさんは鍼とあん摩マッサージという解決方法をご自身のチカラで見つけ、ご自身のペースで頭痛との【付き合い方】を見出したといえます。
病気が起きない身体や習慣を身につけるのは最大の理想ですが、病気が起きた時はどうやって治すか?という解決方法を持つことも大切です。服薬以外の選択肢の1つとして鍼灸マッサージの利用をご検討してみて下さい。
鍼灸マッサージは、それが出来ます。
ご精読ありがとうございました。
杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室
📞 042-374-6723
(午前8時30分から)
東京都多摩市落合1-6-2
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