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杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室

被災地における感染症と精神的ストレス/石川県からの便り


こんばんわ。


京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している杉崎とも江治療室 副院長の杉崎 徹です。



今回のテーマを始める前に。


皆さんには、仲間と呼べる人はいますか?



一説によると、同じ目標や苦楽を共有している関係性を仲間、楽しい思い出はあっても目標などは共有していない関係性を友達というそうで。


部活を共にした同級生や苦楽を乗り越えた人とは特別な感情が芽生えるものですし、ただの同僚だと思っていた人があるプロジェクトを境に仲間にランクアップしたなんていう経験がある方も多いのではないでしょうか。



その説に習うと、私にとって鍼灸マッサージ専門学校の同期が仲間に当たります。年齢も前職もバラバラながら【国家資格】という目標を掲げ机を並べた仲間は、やはり特別な存在です。



アイツにだけは負けたくないけど、アイツの成功を誰よりも願う。けどやっぱり負けたくない。


そんな感じです。




今回は、そんな矛盾を前置きにして【被災地】で起きている様々な問題をお話したいと思います。



 



同期の中で、とびきり優秀だったY。



すでに柔道整復師の国家資格を取得していたYは、どんな質問にも瞬時に正解を導き、常に冷静沈着。常に一目置かれる存在だった彼は卒業と同時に郷里の石川県へ戻り親御さんの整骨院を継ぎました。




令和6年 元日。


幸いYとその家族は人的な被害は免れたようですが、彼は震災から間もなく被災者の外傷ケアに当たっていました。



そんなYから送られてきた被災地の映像は、テレビから流れてくる情報を遥かに超えるものでした。

本心ではその内容をお見せしたいのですが、Yはそれを望んでいません。


そんな私が出来ることとして、彼の心の一部をご紹介させて頂きます。




ー 感染症の蔓延


被災直後、県の依頼を受けてD-MAT(災害派遣医療)チームに帯同して避難所へ入ろうとした際、先発隊から【中はコロナとインフルエンザだらけです。感染者が増えるだけだから入らないでください】と諭され、次の避難所でも同じ理由で介入出来なかったそうです。




ー ウンザリ感


瓦礫の山、余震の恐怖、災害、被災。


そうした現実や文字に毎日晒されていると頭がおかしくなりそうだと言っていました。


地震からほどなく、Yと家族は被害の少なかった金沢市まで回転寿司を食べに行き、被災された知人宅へ●スタードーナツを差し入れた際はとても喜ばれたそうです。

いわゆる災害食などよりも【嗜好品】がリフレッシュに重要だと言っていました。



ー 関心の薄れ


毎日様々なニュースが起きる中で、奥能登で続いている現実に少しずつ関心が薄れていってしまうことを危惧していました。


何もしなくてもいいから、心を、気持ちを寄せ続けてくれと強く言っていました。



ー 私が出来こと




生鮮食品、米、食器、着物、工芸品。

何でも良いから、ショッピング中に石川県産と〇〇県産の二択で悩んだら石川県産を選ぶ。それだけでも被災地の支援・応援になる。



災害食には出来るだけ嗜好品をストックし、温かい食事や甘いものを楽しめる環境を意識する。



まだ復旧すら始まらず、洪水被害で避難所を追われている方が沢山いる現状を、忘れない。




震災から1年が経とうとしている今、改めて仲間への想いと共に【自分が出来るちょっとした支援】を再確認してみました。



Y、俺はオマエにだけは負けないぞ。

俺は多摩ニュータウンで一生懸命頑張る。



だから、頼む。


地域のために、頑張ってくれ。





皆さんの中で出来ること、無理なく出来ることをして頂ければと思います。





ご精読ありがとうございました。




杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室


📞 042-374-672

 (受付は午前8時30から)


東京都多摩市落合1-6-2


サンライズ増田7F


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