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杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室

皮膚と疲労/リンクする2つの症状

更新日:8月10日


こんにちは。


京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している、杉崎とも江治療室の副院長 杉崎 徹です。



皆さんは【不定愁訴∶ふていしゅうそ】という言葉をご存知でしょうか。


レントゲンなどの医科検査では異常がないにも関わらず身体のどこかが痛む際に用いられるワードで、慢性的な肩コリや腰痛もこれに当たります。

現代医学をもってしても原因や異常が特定できず、かつメンタルやストレスで増幅するという特徴から【不確定な症状】という意味を持っています。


湿布の匂いを漂わせたりビッコを引いて歩いていればまだしも、肩コリや腰痛はご自分にしか分かりません。

否、もしかしたら自分でも分からないウチに身体が悲鳴を上げているかも。



 



こちらは20代女性Sさん。


仕事と子育て、地域活動やリスキニングと目まぐるしい生活を送るSさん。一見すると充実した生活のようですが、毎日クタクタに疲れ果てている姿をご主人はずっと心配されていたそうです。

数年前に強い頭痛と全身疲労で受診された際、ふと耳に目をやると真っ赤にかぶれています。かぶれは右耳だけで、かゆみや違和感といった自覚症状はまったくありません。






かたや、60代男性のKさん。

営業マンとしてバリバリ活躍しつつシングルライフを満喫しているようですが、実は若い頃に過敏性腸症候群という難しい病を患い、いつ襲ってくるか分からない下痢に怯える日々を送ってこられました。

Kさんは右首のコリが強く、こと後頭部がピリピリするとの事で目視したところ部分的にフケが出るようなかぶれを確認しました。



ー 尋常性乾癬

 (じんじょうせいかんせん)


後日、お二人は皮膚科で【乾癬】と診断されました。生まれ持った体質(遺伝的要素)に加え、ストレス・肥満・糖尿病・高血圧・不規則な食生活・季節などの環境因子が相互に作用して免疫に異常が生じることで発症すると言われ、今も完治は難しい症状です。主に対症療法でコントロールするのが一般的です。



ー 皮膚は疲れのサイン


お二人の乾癬は常にある訳ではありません。これまでの受診歴を鑑みると心身の疲労やストレスが一定レベルを超えた時に乾癬が生じると考えれば腑に落ちます。普通に動いているように見えて実は気が休まらない。そうした生活を続けるうちに皮膚の免疫機能が下がり乾癬が生じたと考えられます。


お二人ともご自身がツラくなったと感じる都度に来室されてきましたが、ツラさとは非常に曖昧なモノです。どのタイミングで来たら良いのか分からないと口を揃えるお二人に私からこう提案しました。


『皮膚がかぶれたら受診しましょう』




どんな方であっても皮膚からのサインはこれ以上なく分かりやすいものです。皮膚に何らかの症状が起きたら『あ、わたし疲れてるんだ』と分かります。乾癬が発症しないように生活を改めるのがベストではありますが、症状が出たらすぐ解消する【ベター】として受診ペースの土台にして頂いています。


自覚症状のないSさんは毎朝の耳チェックが習慣となり、ご主人が喜んで手伝ってくださっているようです。Kさんはピリピリの前に『かぶれ周辺が無感覚になる』特徴を掴んできました。


乾癬というマイナス要素を【不定愁訴のサイン】にする。同じような症状にお悩みの方がいらしたらぜひ参考にされてみてください。



鍼灸マッサージは、そのお手伝いが出来ます。





ご精読ありがとうございました。




杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室


📞 042-374-6723

 (午前8時30から)


東京都多摩市落合1-6-2


サンライズ増田7F


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