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  • 杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室

意外と勘違いしている利尿作用/適切な水分補給


こんにちは。


京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している杉崎とも江治療室 副院長の杉崎 徹です。




唐突ですが皆さん。


就寝時にエアコンをつけていますか?



頭痛、ドライアイ、手足の冷え性、足のむくみ、ぎっくり腰、座骨神経痛などなど、当室にもエアコンのせいで不調を訴える患者さんが多くいらっしゃいます。その対策を考えるだけならエアコンは良くありませんが、それでもエアコンを切るという選択は生命に関わる事態を起こし兼ねません。



専門家によると、


①室温24〜28℃

②長袖長ズボンのパジャマ

③冬掛けの布団


で寝るのが良いとされています。


睡眠の質は体調管理の第一歩、寝苦しさで何度も目が覚めてしまうのは何一つ良いことはありません。夜間の脱水症状は年齢を問わず頻発しているようですので、サーキュレーターや遮熱カーテン、タイマーなどを併用しつつ安全・快適な睡眠を心掛けてください。




また、同じく重要なのは【水分補給】


今回は、ちょっとだけ誤解されている方が多いこのテーマについてご説明したいと思います。



 


ー 勘違いが多い【利尿作用】


お茶やお酒、野菜ジュースやエナジードリンクなどには、カフェインなど利尿作用のある成分が含まれています。


これらは【おしっこが近くなる】というイメージがありますが、実は利尿作用の本質は【飲んだ量よりも多くの水分を排出する】という点です。


わかりやすく、緑茶を1㍑飲むと1.2㍑のおしっこが排泄され、補給どころか抜けている計算なのです。



【毎日温かいお茶をたくさん飲んでるから大丈夫】とお考えの方が多いようですが、その勘違いは脱水を引き起こし兼ねませんのでご注意ください。




ー 大切なのは【飲み分け】


心臓や腎臓などの疾患で起きる場合を除いて【むくみ】でお悩みの方は利尿作用のあるカフェインを補給するのが良いと思います。緑茶やハト麦茶、紅茶やウーロン茶を常温で飲むのがオススメです。



一方、それ以外の症状でお困りの場合は利尿作用の高い飲料は逆効果になることがあります。


特に座骨神経痛はアルコール摂取で一時的に痛みが治まりますが、翌日には痛みが増幅しますので注意が必要です。


利尿作用のない飲料で最も手軽なのは麦茶です。塩分以外の電解質(ミネラル)が豊富なので、屋外での作業やレジャーにはよく冷えた麦茶をオススメします。



ー 注意する飲料


屋外仕事やスポーツで大量の汗をかく場合を除き、スポーツドリンクが必要なことはほとんどありません。きちんと3食摂っていれば1日に必要な塩分は充分摂取出来ています。良かれと思ってスポーツドリンクを飲み続けてしまうと過剰摂取となり、それを俗に【ペットボトル症候群】と言います。


また、市販されている経口補水液(○ーエスワン)も注意が必要です。この飲料は【脱水症状の方】または【脱水症状が疑われる方】が摂取するものなので、常飲するとペットボトル症候群から糖尿病にまで発展する可能性もあります。



 

当室には【脱水症状の可能性がある】患者さんが来ることが度々ありますので、経口補水液を常温で準備しています。



ただ、基本的に経口補水液は美味しくありません。例えるなら【生ぬるいくてうっすい○クエリアス】といった感じですが、脱水症状を起こした方は【スッキリとして美味しいドリンク】に感じます。


こうした患者さんはマッサージよりも内科受診が最優先。いわゆる【隠れ脱水】の判別のために必要なアイテムとして欠かせません。



コーヒーやお茶を飲んではいけない訳ではありません。皆さんの生活環境に合わせて適切な水分補給を心掛け、無事にこの暑さを乗り切りましょう。





ご精読ありがとうございました。




杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室


📞 042-374-672

 (午前8時30から)


東京都多摩市落合1-6-2


サンライズ増田7F


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