こんにちは。
京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している杉崎とも江治療室 副院長の杉崎 徹です。
【椎間板ヘルニアによる座骨神経痛】
シリーズ最終回は、私が今も続けているセルフケアをご紹介したいと思います。
座骨神経痛シリーズ
①患者編
②解説編
③治療編
およそ30年前に椎間板ヘルニアによる座骨神経痛を患い、たった一度のはり治療で痛みがなくなった私。
治療者として、患者としての経験から得た結論は、座骨神経痛には【骨からくる】タイプと【筋肉からくる】タイプの2つがあるということ。
鍼灸マッサージで治せるのは後者で、当時の私が患ったのは【筋肉パターン】でした。
以後、30代で再発した時は腰よりもお尻の痛みが強かったため、それからは殿部にフォーカスしたストレッチを続けています。
お尻の筋肉が伸びる感触を得ながらゆっくり30〜60秒くらい、これを7セット行います。
写真のように床で行う方がストレッチの強度が高いのですが、これですと場所や時間が限られてしまいます。
一方で、イスで行うパターンであればお仕事中でも移動中でも可能です。1日何回・何セットという決まり事に縛られず、好きな時に好きなだけストレッチすることが出来ます。
一朝一夕、みるみる良くなるとは言えません。コツコツ根気よく続けることが大切です。
その他にも局所的な筋トレが重要です。
一度でも座骨神経痛を患った患者さんは、発症から時間が経つにつれお尻と脚が細くなっていきます。
正常な側と比べて数センチ細くなり、お尻の肉はぺっちゃんこ。そのスピードは加齢や運動不足とは別次元です。
ほんの少し、誰にも気づかれないレベルで続いていた【動かしにくさ】が、長い年月を経て【筋力低下】という形で顕在化します。
座骨神経痛を患ったばかりという方がいらしたら、痛みが落ち着いたタイミングで【痛かった脚に特化した筋トレ】をゆっくり始めてください。
長いマラソンになりますので、どうか根気よく続けるようにしてください。
筋トレはちょっと…という方には【貧乏ゆすり】をオススメしています。
かかとをあげるのではなく、つま先を上げるのがポイントです。
意外に思われかも知れませんが、座骨神経痛の症状のうち一番早く治るのが【痛み】です。
シリーズ②解説編でもお伝えした通り、座骨神経痛は痛み以外にも複数の症状を伴います。これら【随伴症状∶ずいはんしょうじょう】は、痛みが落ち着くるにつれ台頭してきます。
座骨神経痛の恐ろしさは、この随伴症状が長期に及ぶという点です。痺れに効くとされるお薬はありますが、それ以外の随伴症状については有効な手段は確立されていません。
あくまでもセルフケアが一番の手段であり、それを疎かにすると必ず将来の自分に返ってきます。
今からでも遅くありません。
座骨神経痛と上手に付き合う方法としてストレッチとピンポイントの筋トレを実践してみてください。
以上でこのシリーズは完結。
ご精読ありがとうございました。
杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室
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