こんばんは。
京王・小田急多摩センター駅から徒歩2分のビルで鍼灸マッサージ院を開業している、杉崎とも江治療室の副院長 杉崎 徹です。
このブログでご紹介した【一級建築士さんの働き方】の部分を読み返して、ふと自分の働き方について考えてみました。週1度の休日に何ら抵抗も疑問もなく働いているのですから我ながらホント働き者です。
それでも元気に働けているのはとてもありがたいことです。働くことを許さない痛みに苛まれる方と出会ってきた身として、しみじみ思います。
今回は、私と同じニオイを感じる患者さんによくお伝えしていることを書こうと思います。
ー バタバタと働き回る
50代女性 Sさん
子育ても終わり自由な時間を楽しめるようになったSさんですが、どうにもヒマが許せない性格。夫を送り出したらテキパキと家事を終えホットヨガへ通い、帰ったら趣味の園芸。時には膝の悪いご近所さんに替わってスーパーへ赴く日々。
昔はへっちゃらだったのにちょっと動くとすぐ『足がつる』ちゃんと運動もしているのに肩も腰も痛いまま。どんどん疲れが増してくるのはなぜなんだろう?
そんな姿を見かねた息子さんに勧められてご来室されました。
ー ずっとON
Sさんはリマインダーを埋めないと気が済まない性格を自負しています。これは性分としか言いようがなく、むしろそうしていない方がストレスなのだそうです。
こうした性格を私なりに【ずっとONの人】と呼んでいます。問題は、ご自身の身体が限界を超えていることに気づかないまま働き回るということです。
ー 閾値(いきち)
整形外科やペインクリニックでよく使われる用語で【同じ痛みや刺激でも痛みと感じるかどうか、またはどの程度強く感じるかはその人の精神状態や経験則に左右される】という意味です。
SさんのようにずっとONの方は閾値がケタ違いに高い傾向があり、どんなに疲れていようとスケジュールを完遂するまで疲れも痛みも我慢で乗り切ります。そうしないと気が済まないからです。
その果てに待っているのは何か。
過労です。
オーバーワークで疲労した身体へさらにホットヨガを入れ込み続けたSさんの身体はまさにボロボロ。もしやと思って市販の経口補水液を差し上げたところ『あらすごく美味しいわ』もはや肩がどうとかというレベルではなく軽度の脱水症状も疑われ、働き者の域を超えた【働き過ぎ】の状態でした。
この状態での全身マッサージは予期せぬ事態を招き兼ねません。取り急ぎ内科受診を優先して頂き、数日後に改めて治療に当たりました。
施術後にこう伝えました。
『治療に来る日は事前にカレーを作っておくようにしましょう、そうすれば帰ってからの用事が1つなくなります。せめて月に一度くらいはポンコツな日を作って身体を休ませてあげてください』
以後、Sさんは『あれ?何かおかしい』とご自身が感じた時々にご来室されています。おおむね3ヶ月といったペースで、カレーがあるとご家族が気づくようになったそうです😅。
何度もお伝えしている【運動とケア】は日常生活のシチュエーションでも必要なことです。
その用事、
本当に今やらないといけませんか。
なお、経口補水液は基本的にマズいと感じます。Sさんのよう美味しいと感じた場合は脱水症状の恐れがありますので速やかに内科へ受診するようにしてください。
ご精読ありがとうございました。
杉崎とも江マッサージ・はり灸治療室
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(午前8時30から)
東京都多摩市落合1-6-2
サンライズ増田7F
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